江戸屋横町にある、木戸孝允が生まれてから江戸に出るまでの約20年間を過ごした生家。 藩医の長男として生まれ、のちに“桂小五郎”と名乗って尊皇攘夷運動に参加し、坂本竜馬と共に薩長同盟のきっかけを作った幕末の傑物で、西郷隆盛、大久保利道と並び「維新の三傑」と称される。 維新後、“桂小五郎”から改名。
当時としては珍しい木造瓦葺の2階建ての家で、患者用と来客用の2つの玄関がある。 中に入ると孝允誕生の部屋や勉強部屋などがあり、孝允の幼少時代の手習いの書を表装した掛け軸、写真などが展示されている。 この旧宅は、孝允誕生の部屋や庭園などよく旧態を残し、当時の藩医の生活様式を伺うことができることから、国の史跡に指定されている。 ここにはガイドが常駐し、施設の説明を行っている。 |