菊屋横町に建つ、“奇兵隊”を結成した長州藩士・高杉晋作が生まれ育った家。 晋作は、1839(天保10)年、萩藩大組士・高杉小忠太の長男としてこの地に生まれた。 藩校明倫館に通う一方、吉田松陰が主宰する松下村塾に入門し、久坂玄瑞と並び“松下村塾の双璧”と称される。 日本発の身分を問わない軍事組織“奇兵隊”を結成し、功山寺の挙兵を決行、第二次長州征伐で幕府軍を撃破。 明治維新のため力を尽くしたが、維新の実現を見ることなく、1867(慶応3)年、享年29歳の若さで病死。 維新の扉を開けた革命児は、風のように幕末を駆け抜けていった。
敷地内に晋作の写真や資料が展示され、産湯に使われた井戸や自作の句碑、鎮守堂がある。
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