昭和初期に建てられた、浜崎の典型的な町家。 平成17年、所有者の山中氏が浜崎のまちづくりに役立てて欲しいと、この建物を萩市に寄付され、浜崎伝建地区の“町並み交流施設”としての整備が行われた。 浜崎伝建地区の中心部に位置し、浜崎本町筋から裏の通りまで抜ける細長い敷地に、表から主屋、付属屋、土蔵が建ち並んでいる。 これらはいずれも伝統的建造物(文化財)に特定された貴重な建物だ。 山中氏は、かつて海産物を取り扱う商いを営み、関西方面の問屋とも取引があったようで、明治〜昭和初期の商いや生活の様子が分かる数多くの品が展示されている。
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