伊藤博文は天保12年(1841)、熊毛郡束荷村(現山口県光市)に生まれた。 9歳のときに萩に移住し、17歳で松下村塾に学び、討幕運動に参加。 明治維新後、明治憲法制定の任にあたってその功を遂げ、初代内閣総理大臣、枢密院議長、貴族院議長に就任するなど政府の要職を歴任した。
旧宅は木造茅葺き平屋建て、29坪の小さな家で、旧宅横には伊藤博文の像が立つ。萩藩の中間水井武兵衛(伊藤直右衛門)の居宅であったが、安政元年(1854)に博文の父・林十蔵が一家をあげて伊藤家に入家し、ここに居住することになった。 明治元年、兵庫県知事に赴任するまで本拠となった家でもある。 国の史跡に指定されている。
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