明神池は笠山の東麓にあり、笠山と本土との間に砂州ができて陸続きになった時に埋め残され、海跡湖となったものである。 かつて御茶屋池とも呼ばれ、大池、中の池、奥の池の三部分からなっている。 池は溶岩塊の隙間を通して外海とつながっており、外海の潮の干満に応じて池の水も増減する。 池の中では地元の漁師によって奉納された魚が繁殖し、マダイ、クロダイ、メジナ、ボラ(イナ)、アカエイ、コノシロ、スズキ、フグ、アコウ、ウナギなど様々な磯付魚が遊泳しており、天然の水族館のようである。 国の天然記念物に指定されている。 |