旧山村家住宅は江戸時代につくられた大型の町屋で、平成17年に所有者山村氏から浜崎地区の伝統建築物地区のまちづくりにと萩市に寄付されたもの。 2棟の主屋・2棟の土蔵・離屋からなる江戸時代後期に建てられた大型の町家である。 建築物としての特徴は、当該地域では珍しい表屋(おもてや)造りという、京都や大阪の豪商に見られる建築様式で、一旦室内(土間)に入り再び外(中庭)に出て玄関があるという建築様式である。 伝統的建造物群保存地区の中心地に位置し、浜崎の旧家に伝わる品々や浜崎に関する資料を展示するなど、浜崎地区の情報発信の拠点となっている。 |